アプロ君のここに注目;10月からの酒税

今日から10月、周知のように今日からビール系飲料をはじめ酒税が変わりますね。
酒税法の改正により、ビール系飲料について言えば、350ミリリットルあたりでビールが77円から7円減税され70円に、第3のビール(新ジャンル)は現在の28円から逆に9.8円増税されて37.8円にそれぞれ変わります。
発泡酒は変わらずで、現状の46.99円が維持されるようです。

ちなみに、日本酒は3.5円の減税、ワインは3.5円の増税になるようです。

注目したいのはビール系飲料の税率の変化ですが、今やよく知られているようにビール系飲料は、ビール、発泡酒、そして新ジャンルとも言われている第3のビールの3種類あるのですが、意外とその違いが分からない人も結構多いと思いますので念のため確認しておきます。

ごく簡単に言えば、ビールは原料の麦芽比率が50%以上のもので、50%未満のものが発泡酒だと理解すればいいと思います。そして第3のビールは麦芽比率50%未満の発泡酒と麦由来の醸造酒を合わせたものです。
おおざっぱに分けると、このような違いがあるのですが、この3種類の内、市場で今一番売れているのは、実は第3のビールなんですよ。
市場規模でみると、9月半ばの調査なのですが第3のビールが55.6%、ビールが25.9%、発泡酒が18.5%と言われています。約6割が第3のビールなのです。
要するに、第3のビールが一番よく売れており、好まれているということです。
私もその一人ですが、味も普通のビールと大して変わらないですし、何よりコスパ的にいいですよね。

ある調査によると、最近の売れ筋ランキングのベスト10の内で、第3のビールが7銘柄、発泡酒が2銘柄、なんとビールは1銘柄しか入っていないのです。

このように見ますと、一番売れている第3のビールに対して約10円近い増税になるということは、ビール系飲料の税率はトータルで結局のところ増税になるということなのです。
要するに、第3のビールをはじめ、ビール系飲料を好む人達にとっては不都合な結果になるということですよね。

2026年10月までには3種類すべての税率が統一され、今のところその税率は54.25円になるとの見通しが出されていますが、せっかく割安で美味しく好まれている第3のビールにとってはかなりの増税になるようです。

コロナ禍、家計も苦しくなっている時に追い打ちをかけるように増税されるのでから、私たち庶民にとっては本当に困りますよね。

10月は爽やかな秋の訪れという時期ですが、なんとなく気が重くなりますね。

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