近づく「キャッシュレス社会」に思うこと

消費税増税から3ヶ月が過ぎてますが、景気への影響が懸念されていることもさることながら、目に付くのがキャッシュレス化が急速に進んでいることへのちょっとした戸惑いが拭えないのです。

消費税が10%に増税された昨年10月以降、時を合わせるようにテレビで「PayPayPay」を連呼するコマーシャルがやけに目に付くのですが、考えてみれば偶然ではないようです。

前回の8%への増税の時の教訓をいかし、駆け込み需要のあとの消費の落ち込みをなんとか抑えようと軽減税率の導入やキャッシュレス決済にポイント還元を実施するなど政府の対応と合致しているように思えるんですよね。

コンビニで買い物をする際にレジでカードを使うと現金支払いよりいくらか割引するところもあって、私も何度かカードを使って買い物をしたことがありました。
正直、コンビニでカードを使うことってほとんどなかったので、少し戸惑いもありましたね。

しかし、そんななかでふと思ったのがカードで買い物をすれば、いくらかお得になるのでキャッシュを使わずカードやスマホの端末での支払いが当然増えるので、いわばキャッシュレス決済に対するお得感が定着していくということですよね。
いいかえれば、現金決済は減っていくしかないということです。

こうして、キャッシュレスが普及し、キャッシュレス社会に変わっていくのですね。
事実、大手コンビニチェーンの10月以降のキャッシュレス決済比率も以前に比べて5%以上増えているらしいですよ。

政府は2025年までに現金を使わないキャッシュレス決済の割合を、40%にまで増やすことを目標にしているそうですが、かなり大胆な目標と思えてなりません。

キャッシュレス決済比率が40%になると、大体、半分が現金なしの支払いになるのでお金の感覚もかなり変わって来るのではないでしょうか。

韓国をはじめ、買い物を50%近くが現金無しで行う国もあるみたいですが、どうも想像しがたい面もなきにしもあらずですね。
ATMの機械も公衆電話のように街中で見かけないようになる日がやがてやってくるんでしょうか。

時代の流れに対応するのにちょっとした戸惑いが先走って不安感を覚えているのは私だけでしょうか。

キャッシュレス社会が本当に便利なのかも考えてしまいますが、皆さんはどう感じられているのでしょうか。

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