深刻化する地球温暖化問題に思う

周知のようにスイスで開かれているダボス会議に世界の注目が集まっています。地球温暖化問題が深刻化していることへの懸念が高まっている表れでしょう。

かなり前から地球規模の懸念材料として注目されていたのですが、結局のところ温暖化対策は先延ばしにされ、抜本的な対策は何一つ打ち出されてこなかったと言っても過言ではないでしょう。そのつけが今、世界各地で広がりを見せ、いろんな被害が出ています。

甚大な被害を出し、今なお広がりを見せているオーストラリアの森林火災にしろ、最近の日本における自然災害にしろ、地球温暖化と無縁ではないと言われています。
最近の自然災害を思うと、日本は世界のなかでも温暖化の影響を一番受けている国の一つではないでしょうか。

繰り返し言われているように、地球温暖化は大気中にある二酸化炭素やメタン、フロンなどの温室効果ガスが増えすぎて、地球の外に出ようとする熱が地球にたまりすぎることで気温が上昇したり、地球全体の気温が変化することなのですが、要するに石炭や石油などの化石燃料を燃やし、たくさんのエネルギーを得るようになった結果、大気中にある二酸化炭素が急速に増えたことが主な原因と考えられています。

そういう意味では、今、地球上で起こっている自然災害の多くは現代社会が起こした「人災」と言わざるを得ないでしょう。

2015年に「パリ協定」が採択され、平均気温の上昇を1.5度に抑える努力を追求することを世界の目標として定められたのですが、その具体的な対策については足並みがそろっていないばかりか、離脱する国さえ出て来ているのが現実のようです。

日本でも、毎年のように異常気象による河川の氾濫や土砂災害などが多発しており、その被害もますます激化しているように思えるのですが、この先気温が上昇していくと影響がさらに深刻化していくことが懸念されますね。

一刻も早く温室効果ガスを減らしていくことは勿論のことですがすでに生じている悪影響への対応策を積極的に推し進めていくことが緊要だと言えるでしょう。
ダボス会議の行方をしっかりと見守りたいですね。


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