急増する中食スタイルに思う

2020年9月19日

新型コロナウイルス禍で自粛やステイホームの要請により外食産業をはじめ飲食業界は大変な危機に陥っていますが、そんななか各家庭の飲食スタイルも大きく変化しつつあるように思います。

レストランや焼き肉店など、休業している飲食店が多く店内での食事は控えるしかない昨今、それに代わって持ち帰り(テイクアウト)や宅配の需要が急増しているようです。いわゆる中食スタイルが定着してきているのです。

そもそも、昨年の10月から消費税が10%に引き上げられた際に、店内飲食(イートイン)の場合は10%の消費税が適用されるのに対し、同じ商品でもテイクアウトすると8%の軽減税率が適用される仕組みに変わったので、テイクアウトの利用者が増えつつあったのです。そこへ、新型コロナウイルスによる外出などの自粛要請なども加わり、テイクアウトや宅配に頼るケースが拍車をかけているのですね。

他方、休業要請に応じた飲食店は営業スタイルを変えて、持ち帰り弁当などのテイクアウト商品を提供して、なんとかして少しでも売り上げを出そうとしています。
本来、持ち帰り食品を提供していた飲食店や宅配サービスの業者さんに加えて、店内飲食業者さんもテイクアウトに切り替えるなどして、結果として全体的に持ち帰りや宅配依存率がかなり増えているのだと考えられます。

そう言えば、私も例外ではなく、いつのまにかテイクアウトで食事を済ませていることが多くなっていますね。確実に私も中食スタイルの割合が増えていると言えますね。

新型コロナウイルスの影響で人々の食生活も変化しつつあるのですが、これは、決して一時的なことではないように思えます。
新型コロナウイルスの影響が長引くと、当然に私たちの食生活も変わっていくしかないので、中食スタイルが定着していくのかも知れません。
宅配やテイクアウトなどの中食スタイルが日常のようになっていくのでしょうか。

それはそうと、最近の宅配商品にしろ、持ち帰り弁当などは本当によく工夫されていて、また美味しいんですよね。
みなさんも経験で実感していると思いますが。
そういう意味では、これからも宅配や持ち帰りによる飲食はさらに進化し、私たちの食生活に一層浸透していくのでしょうね。

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食文化

Posted by apurokun