モヤモヤ感増す東京オリンピック・パラリンピックの開催
あと2ヶ月半と迫っている東京オリンピック・パラリンピックですが、未だにはっきりとした方針が出されていないようですね。
予定通りに開催するのか、観客はどうするのか、選手たちのコロナ対応はどうするのかなど様々な問題を抱えているのですが、はっきり言って前に進んでいるようには到底思えません。
そんな中他方で、新型コロナ感染も深刻さが増しており、東京、大阪をはじめ首都圏においては3度目の緊急事態宣言が発令され一刻の猶予も許されない事態に追い込まれています。
日本だけではなく世界に目を向けると、インドの感染爆発をはじめ変異株が猛威を振るっており、今後の行方が危ぶまれています。
このような状況の中で、東京オリンピック・パラリンピック開催は無理ではないかという世論が高まってきていますね。
日本国内においては6割から7割の国民から再延期や中止すべきとの声が出ている有り様。
海外からも日本のコロナ対応を見て、オリンピック・パラリンピックを中止すべきとの声が高まりつつあるようです。
さて、そんな中ではたして実際のところオリンピック・パラリンピックを開催できるのかと考えてしまいますね。
問題は日本国内のコロナ感染が落ち着かない限り、オリ・パラ開催に対する不安はぬぐいきれないのであって、日本のコロナ対応如何にかかっているのは言うまでもないでしょう。
ところが、この1年間常に後手後手で場当たり的な対応が目立ち、国の対応に対して国民の不満や不安が募っているのです。
また、結果的には経済にも悪循環的に副作用が増して、疲弊しつつあるのです。
コロナ感染が第4波に至っては変異株にとって代わり、今や感染の主流がイギリス株やインド株のような変異株が猛威をふるい、過去最多の感染者やそれによる医療ひっ迫が深刻な問題になっています。
こんな状況ではたしてオリンピック・パラリンピックを開催出来るのか疑問に思うのは当然と言えば当然でしょうね。
人の命と安全を第一に考えるならそう考えるのが自然ではないでしょうか。
そう考えてみると、この1年間、国の対応が如何にお粗末なものであったか疑念の思いがこみ上げてくるようです。
ワクチン接種の問題にしても、他の国に比べ遅れをとり対応がやはり遅いし後手後手になっているのが現実ですよね。今になって政府は1日に100万回のワクチン接種を実施すると豪語していますが、はたしてその通りにできるのか疑心暗鬼に思えてなりません。
世界がオリンピック・パラリンピックの開催いかについて注目している中、日本のコロナ対応がそのカギを握っているのです。開催への道筋は政府の責任ある対応とリーダーシップにかかっているのです。
ところが、残念ながら予定している2ヶ月半前になっても、なんだかもやもや感がして、やるのかやらないのかもはっきりしないのが、今の現状ではないでしょうか。
時間は刻一刻と迫ってきているのですが、見通しがつかないというのが現実のようです。
率直に言って、この時点では再延期か中止が現実的ではないかと思ってしまいますよね。
今後の成り行きが大変気になるところです。
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