値上げラッシュに危惧
コロナ感染者が大きく減り経済活動の正常化への期待が高まるなか、出鼻をくじくようにしてこのところ値上げラッシュが目に付きますね。
10月に入りパンやマーガリンなどの食料品の値上げが相次ぎ、電気やガス料金なども上昇し続けており消費者を直撃していますね。
そこへ、原油高によるガソリン価格の高騰が止まらないでいます。
レギュラーガソリンの店頭価格が全国平均で1リットルあたり170円近くまで値上がりしており、これは8週連続で約7年ぶりの高値水準が続いているのです。
経済活動の再開で原油需要が増えているのですが、主要産油国の増産が微増にとどまっているのが原因と言われていますが、日本の場合はそこへ円安の進行も後押しするかのように作用して今後も上昇傾向が続くことが予想されますね。
いずれにせよ、産油国でつくる「OPECプラス」の会合が今月上旬に開かれると言われていますが、追加増産に踏み切るかどうかが焦点になっているようです。
冬本番に向けて暖房用の灯油の値上がりも大変懸念されるところですが、このままいくともう一段の値上がりもあるかもしれないようですよ。
このところの値上げラッシュはもとより、企業物価指数も上昇傾向にあり9月の段階で前年同月比6.3%と7カ月連続で上昇しており、伸び率は13年ぶりの高さとなっています。企業活動に悪影響を与えかねない状況が続いているのです。
新型コロナウイルスの感染がやっと落ち着きが見えてきた矢先に、家計はもとより企業活動にも影響を及ぼし経済への悪影響が危惧されるところですね。
米国や中国においても物価指数がこのところ連続して上昇しており、一説ではインフレ不安も出てきているようです。コロナ禍が収束に向かうことは、投資環境の改善につながる反面、インフレ高進のリスクと隣り合わせの状態がしばらく続くことになりかねないのです。
とりもなおさず、生活に直結している原油高の下方修正が一刻もはやく望まれるところですね。
ガソリンや灯油の価格がこんなに値上がりすると消費者の消費行動に影響するのは必至であり、日常生活に直接影響するガスや電気料金の値上がりも、もとをたどれば原油価格の上昇が根本原因であるだけに、適切な国の対応が望まれるところですね。
個人消費が冷え込むと景気全体に悪影響を及ぼすだけに、これ以上の値上がりをなんとしてもくい止めてもらいたいものです。
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