新型コロナ第4波と3度目の緊急事態宣言に思う
昨日、4月25日から5月11日までを期限とする緊急事態宣言が東京都、大阪府、京都府、兵庫県の4都道府県に再び発令されました。これで3度目の緊急事態宣言になります。
2度目の宣言より強めの規制になっているのが注目を引いているのですが、これで国民にどれだけ響くかがカギとなるでしょう。
かつて2回の緊急事態宣言を経験していることを考えると、ある程度慣れもあり一回目の緊急事態宣言のような緊張感はあまり感じないのも正直なところではないでしょうか。
とりわけ、2回目の緊急事態宣言においては、あまりにも緩々で曖昧な措置がとられ、国民にをほぼほぼ響かず、行動変容が大して見られなかったように思いますね。社会の緊張感は全く無く、飲食関係の町並みにおいても人の流れに大きな変化は見られなかったように思います。
その結果、期限を延長したにもかかわらず、感染拡大を封じ込めることは出来ないまま緊急事態宣言を解除するはめになりました。
案の定、解除後再び感染拡大の一途をたどり、わずか1ヶ月余りで再び緊急事態宣言を発令することになったのです。
その間、まん延防止等重点措置がとられたのですが、感染再拡大を防ぐことは出来ず今日に至っているのです。
一連の流れを見ていると、どこに問題があるのか疑いの余地はないでしょう。
個人に責任回避することはもはや出来ないのではないでしょうか。
政治の責任は明確で、リーダーシップの弱さが露呈したように思えてなりません。
はっきり言って、ゆるゆるな形式だけの緊急事態宣言、よくわからないまん延防止等重点措置がかえって国民に信頼を失い、気の緩みを招いたのではないでしょうか。
そう考えると、3度目の緊急事態宣言はおのずと政府や自治体の本気度を見せて、どんな手段を取ってでも感染を抑え込むという姿勢で対処すべきだと思うのです。
今は新型コロナを封じ込めることが政治の最優先な一大課題であるはずです。
特に、変異株は感染力が強いだけでなく、重症化の速度も速く重症化率も高いと言われているだけに、以前にない徹底した措置が必須でしょう。
ところが、今回の緊急事態宣言はわずか17日間と以前にない短期間の設定になっているのですが、はたしてこれが適切なのか疑問ですね。
専門家達から早くも感染を完全に抑え込むには短すぎるとの見方が出ており、政府分科会の会長も最低3週間は必要だと述べているのです。
どうして、これら専門家の見解が生かされないのか疑問ですね。
またもや延長せざるを得ないような事態だけは避けるべきではないでしょうか。
いずれにせよ、今回は失敗は許されないということです。
政府と自治体による責任ある対処とリーダーシップ、本気度を見せてもらいたいですね。


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