大変興味深い、投資家バフェット氏の動き

2020年9月21日

先日、米国の有名な投資家であるウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが日本の大手5社の大株主に躍り出たというニュースがありました。
これは大変興味ある出来事ですね。

ウォーレン・バフェット氏と言えば「投資の神様」として世界に知られているのですが、ヘッジファンドと違って割安な優良株に長期投資するという正攻法が、個人投資家から尊敬されている、言わば投資の天才的感染の持ち主と評価されている人物なのです。

個人投資家から尊敬されるのは、彼の投資哲学にあるようです。
彼は、複雑な運用手法を使いこなすのではなく、企業の本質的な価値を見極め、割安株に長期集中投資し、投資企業が成長する限りは持ち続けるのです。
事業の内容を自分が理解できない会社には投資しないというのが鉄則なのです。
1990年代のIT企業への投資ブームには距離を置き、ITバブルの崩壊で彼の投資眼の確かさが注目されたというエピソードはよく知られています。

バフェット氏は今年で90歳を迎えたのですが、その誕生日である8月30日に、彼の率いる投資会社バークシャーは、5大商社の発行済み株式のそれぞれ5%超を取得したと発表したのです。

発表によると、過去1年間かけて、伊藤忠商事、丸紅、三菱商事、三井物産、住友商事の株式を東京市場で買い進めたとしています。
投資額は6550憶円で、長期保有を目指しており、9.9%まで保有比率を高める可能性があるらしいですね。
バークシャーが日本の上場企業の株を大量に保有すること自体が大変珍しいことだと言えます。

いずれにしても、世界の投資家が注目する大変興味深いことではありますよね。

コロナ禍、東証株価は一見バブルのような様相を見せているのですが、こんな時に「投資家の神様」が日本市場に乗り出した狙いは何なのか、大変気になるところであり、目が離せないでしょう。

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