4度目の緊急事態宣言に思う

2021年9月21日

東京都は12日からまたまた緊急事態宣言が発出されました。
前回の緊急事態宣言解除からわずか3週間後のことです。正直言って、なんでこうなるのって感じですよね。

3度目の緊急事態宣言が解除される時、すでに東京都は新規感染者が増加傾向にあったのでリバウンドが懸念されていたのですが、その予測通りになった形ですね。
まさに不安的中って感じですね。

振り返ってみると、昨年の1回目の緊急事態宣言が発出されたあと、今年に入ってからは結果的にほぼ年中緊急事態下にあったと言えるでしょう。
2回目が1月8日から3月21日までで、この間2回の延長がありました。3回目は4月25日から6月20日までの約2ヶ月で、やはり2度の延長になりました。そして、解除の後、1ヶ月も経たないうちに今回の4度目の緊急事態宣言に至っているのです。
こう見ると、今年、緊急事態でないのは約2ヶ月しかないのです。

解除と発令の繰り返しでその都度、判断ミスが取り沙汰されてきたのですが、またもやその繰り返しになったのです。国や自治体において、教訓というものがないのか大変疑わしい限りですね。

解除して一か月も経たないうちに、再び発令することって全く判断ミス以外の何物でもないでしょう。
もう東京都民の感覚としては1年中、緊急事態宣言下にあるような感じですよね。
言い換えれば、緊急事態というよりもこの状態が通常になってしまい、この状態に慣れてしまって緊張感も薄れてきているのが現実ではないでしょうか。

昨年の1回目の時とは大きく受け止め方が変わってしまっているので、自粛ムードも様変わりしており、不要不急の外出を控えることも薄れているように思えます。
実際、街の雰囲気もそうですし、人流を抑えると言っているわりには変化がないのも事実じゃないあでしょうか。
つまり、緊急事態宣言そのものの重みも弱まっていて人々に響かなくなってしまっているのです。

こう考えると、今回の緊急事態宣言の効果についても懐疑的に思ってしまいますが、これは私だけでしょうか。

飲食をはじめ、対面サービス分野の企業においてはもう限界にきているはずですよね。
なにかにつけて飲酒とコロナ感染を結び付け、飲酒を禁ずるような措置だけで、はたしてコロナを抑え込むことが出来るのか疑問ですよね。
その上、こんな状況でもオリンピックはやるというのですから、納得いかないのも無理はないでしょう。

この間、企業の倒産や休業も増え続け経済にも多大な影響を与えていることを踏まえて振り返ってみると、この被害は甚大で政治の責任を痛感せざるを得ません。

再三述べていますが、政治のリーダーシップが欠けている現実に落胆とあきらめが募るばかりですね。

いわゆる「五輪株」が世界に拡散しないことを祈る次第です。

 

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