深刻化するコロナ感染第3波への対応を早急に
コロナ感染が急拡大し、第3波へ突入が浮き彫りになっています。
連日のように全国で2000人を越えており、過去最多を記録しています。また、東京都の感染者は連日500人を超えており、北海道をはじめ地方都市でも軒並み過去最多の感染者が出ています。
もうこれは、個々人の感染防止対策のレベルを超えているとしか言いようがないでしょう。
感染者が急増していることに対し、PCR検査が増えたからだとか重症患者がどの程度増えたかを重要視すべきだとかといった責任逃れとしか思えない発言が要人のなかで飛び交うことに腹立たしさをぬぐえないですね。
まことに無責任極まりないですよね。
そん中、先週末ついに政府は重い腰をあげるように、「Go Toキャンペーン」を一時的に停止することを発表しました。
これがまた、いろいろと物議をかもしています。
というのも、直前まではキャンペーンを続けるとかたくなに宣言していたにもかかわらず、分科会の提案を受けて、一夜にして手の裏を返すように「Go Toキャンペーン」を見直すことにしたのです。
そこへ、曖昧な点が多々あり責任逃れのような印象も与えているのです。
どの都道府県が、いつまで、どのような形で見直すのかはっきりせず、各自治体に丸投げするような感じもするような感じがしなくもないことから、各自治体の対応もまちまちのようです。
こういう時こそ、政府と自治体の一丸となった対応が緊要のように思うのですが、見ているとなんでこうなるのか、いささか不安に思えてなりません。
まずはやはり、政府がリーダーシップを発揮すべきところではないでしょうか。
そもそも、この「Go Toキャンペーン」自体が政府が主体になって施行されたことなので、政府の責任において見直しするなり、再開するなりを主導していくべきことであることは言うまでもないでしょう。
勿論、各自治体との連携を密に取りながら最善策を取ることが大切ですが、自治体の判断に任せるような形でみなおすことはあまりにも無責任としか言いようがないですよね。
「Go Toキャンペーン」とコロナ感染拡大の因果関係は、現段階では必ずしもはっきりしないのですが、人がうごくということは、それだけで感染拡大のリスクが高まるということは間違いないことで、この状況ではとりあえず「Go Toキャンペーン」を一時的にでも停止することは当然のことだと思いますね。
私としては、見直し判断そのものがちょっと遅すぎたのではないかと疑念を持っていますがね。
ブレーキとアクセルにたとえてよく言われていますが、ブレーキのかけ方が少し遅すぎたのではないかと思います。
感染者そのものも過去最多にいたっており、重症者もこのところ増え続け、このままでは過去最多になることが大変きぐされるところです。
医療現場ではひっ迫状態になりつつあり、医療崩壊が懸念されています。
これからが正念場だと思うのですが、これ以上の感染拡大にならないように、政府主導のもと各自治体のハンドリングを期待したいですね。
「Go Toキャンペーン」の見直しだけではなく、あらゆる手段を動員してでも、なんとか「オーバーシュート」や「ロックダウン」は避けるようにしてもらいたいですね。
私たち個々人においても、一層の緊張感をもってコロナ感染防止に努めるべきだと、改めて痛感しているしだいです。

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