コロナ感染再拡大、浮き彫りに

2020年9月19日

4連休を控え昨日から「Go Toトラベルキャンペーン」が開始されましたが、皮肉にも首都圏だけでなく、とうとう大阪をはじめ関西圏の主要都市や福岡県などの地方都市にまでコロナ感染再拡大の様相が浮き彫りになったきました。

22日の感染状況をまとめてみると、全国の感染者は795人で過去最多であり、1日当たりでもっとも多かった4月11日(694人)を大きく上回っているのです。

各県別にみると、大阪府(121人)、愛知県(64人)、埼玉県(62人)、福岡県(61人)でそれぞれ1日当たりの過去最多を更新しました。
また、神奈川県(68人)、千葉県(40人)、兵庫県(30人)、滋賀県(11人)で緊急事態宣言の解除後としてはそれぞれ最多となっています。

ちなみに、東京都の感染者は昨日が238人、速報によると今日(23日)は366人で、もうこれは危険水域をはるかに超えています。

このように見ると、コロナ感染再拡大の様相が浮き彫りになっていることを如実に示していると認めざるをえませんね。

このような状況で、まさに追い打ちをかけるように、「Go Toトラベルキャンペーン」が開始されたのです。
人が動けば感染は広がるしかないのであって、このキャンペーンによって感染拡大は間違いなくスピードアップするしかないと思いますよね。

私のブログでも再三忠告してきたのですが、このような状況下でキャンペーンによる経済効果が果たしてどのくらい期待できるのでしょうか。
かえって、油に火のごとく地方にまで感染拡大を広げることになり、結果的には経済効果を打ち消すことになりかねないと懸念せざるを得ないですね。

そもそもこのキャンペーン、コロナの感染拡大収束を前提に進めることになっていたのですが、今の状況を収束と見る人は誰一人いないでしょう。
東京外しで始めたこのキャンペーン、東京都だけを外して進めることがいかに非現実であるか首をかしげてしまいますよね。

この状況を直視して、柔軟性をもって適切な対処を速やかに実行してもらいたいですね。
今からでも遅くはないと思います。
そして、勿論観光支援策は別な形で新たに模索するべきだと思います。
今はやはり、感染再拡大の防止策を最優先すべきではないでしょうか。

手遅れにならないことを祈るばかりです。

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