「withコロナ」の正体

コロナ感染の拡大がおさまりません。
第3波のコロナ感染が拡大の一途をたどっており、連日過去最多の感染者が出ております。

報道によると、国内感染はここ1週間で1万5千人増で、死者も233人増に至っております。

東京都では500人台の感染が連日続いており、重症者も過去最多になっています。
他方、地方都市や全国の都道府県においても、北海道や大阪府をはじめ軒並み過去最多を記録しています。

20代から30代の若者世代や60歳以上の高齢者を含め、すべての世代で感染が増えているのです。

また、医療崩壊の危機に直面しており、一刻の猶予も許されない状況と言わざるを得ません。

そんな中で、国や自治体は「Go Toキャンペーン」の一時的見直しや利用の自粛を呼び掛ける始末に陥っています。

このような一連の流れを振り返ってみると、「withコロナ」のスローガンのもとで経済へのかじ取りに重点をおいた施策に対して、疑念の思いを抱かざるをえません。
勿論、人の生活を守る経済を回すことも重要であることは疑う余地はないでしょう。

しかし、経済への復興に舵をきりながら、コロナ対策を同時進行させることがいかに難しいことであるかは今の現状をみれば一目瞭然でしょう。

というよりか、3月、4月の第1波の段階で第2波、第3波は必ず来ると専門家の間では重々言われてきたのですが、少し収まりつつあったことを受けて、それへの対応がちょっと緩みがちになったのも事実ではないでしょうか。

その象徴が「withコロナ」というスローガンでもあったと思われます。
言い換えれば、コロナを恐れず注意を払いながらも、経済復興へアクセルを踏みだしてきた結果が今日の第2波であり、とりわけ第3波の再拡大だと言えるでしょう.

「withコロナ」のスローガンのもと、「Go Toキャンペーン」を前倒して7月から開始したのですが、結局のところコロナの感染拡大を招くことになったのです。
今日の感染再拡大が「Go Toキャンペーン」によるものだと言い切れるわけではないのですが、少なくとも人の移動がこのキャンペーンによって促されたことは間違いないのであって、人が動けば感染の可能性も高まることは当初から言われてきたことです。

そう考えると、経済復興への意識改革とでもいうべき「withコロナ」という考え方そのものを、検討すべきことではないでしょうか。

コロナは怖くない、コロナとどう向き合って行くのかという意味合いが、少なからず「withコロナ」という言葉には潜んでいるように思えてなりません。

その先鋒をかついで積極に動きだしたのが20代~30代の若年層で、事実第2波と第3波の感染者の内でその世代の割合が確実に増えているのです。とりわけ、第3波の感染拡大においては20代~30代の若年層が半数近くを占めているのが特徴です。

あきらかに、「withコロナ」と「Go Toキャンペーン」によって気の緩みが出たのは間違いないと思ってしまいますね。

実は、私は以前からブログでも言及しましたが、「withコロナ」という表現について反感をもっていたのです。
「withコロナ」ではなく「withoutコロナ」に向けて尽力すべきだと。
日本でのコロナ感染が再拡大している今の現実を目の当たりにして、「withコロナ」という意識そのものを改めるべきだと確信している次第です。

兎にも角にも、新型コロナが猛威をふるう現実を前にして、「withコロナ」という意識を捨て一刻も早く感染拡大防止に向けて、国民の命を守る国や自治体の重大な責務を果たすためのリーダーシップを発揮してくれることを切に願いうところですね。

 

Follow me!