新型コロナとアメリカ大統領選挙の行方

2020年9月19日

11月3日に控えているアメリカ大統領選挙がやま場を迎えていますね。
与党の共和党と野党の民主党がそれぞれ党大会を開き、党の大統領候補を選出したのですが、結局、共和党の現職大統領トランプと民主党のバイデン全副大統領の一騎打ちになりました。
バイデン氏が若干の有利だと言われていますが、大統領選挙の行方を見るうえで、その鍵になる一つがコロナ対応だと言われています。

コロナ感染について言えば、世界全体で約2400万人が感染しており、死者は82万人を超えています。
その中でも、米国の感染者は582万人を超えており、死者数も約18万人に達していて、世界で最も深刻な影響を受けており、世界最悪の感染拡大をが続いています。

ところが、次期大統領候補を選ぶ共和党大会では、トランプ大統領のコロナ対応について、「大成功」だったとたたえたのです。
そのうえ、中国からのコロナウイルスに襲われたのだとして感染拡大の原因を中国に責任回避しているのです。
このようなストーリーが公然と展開され、マスクもしない観衆の参加のもと、トランプ大統領を熱狂的に支持している党大会の様子を見て驚きを隠せませんでした。

とても理解しがたいことで、びっくりしましたね。

感染状況からして、どうみてもアメリカのコロナ対応が決して成功しているとは言い難い状況にあるにもかかわらず、それを公然と成功したと指導者を讃え、それに追随する人たちの感性を疑ってしましますよね。

全く不可解な姿に空いた口がふさがらないって感じですかね。
あきらかな失敗を成功に変えてしまい、それに引きずられる政治の虚構に対して強い懸念を抱いてしまいます。

現実を歪曲し、民衆をあざむきながら政治利用しようとすることは政治の世界ではよくあるとは言え、世界がコロナに苦しんでいる昨今、もっと真実を追求しょうとする目を強く持つべきではないでしょうか。

このな状況を見ていると、日本においてもコロナ対応が決して万全とは言えないなか、第2波のコロナ禍にある現在、科学と政治のワンチームとなった対応を一層強く願うばかりです。

 

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